ヨハネ20:30~31 サムエル上16:1~13
星野道夫さんを紹介します。彼は写真家で、アメリカのアラスカという寒いところに住んでいて、たくさんの動物の写真を残してくれました。1996年8月8日、ロシア、カムチャッカ半島クリル湖畔でテントを張っていたところ、おそらくヒグマに襲われて亡くなったものとされています。さて、アラスカに住むイヌイットのおじいさんがこどもたちにお話をしています。「シロクマは氷の世界の王様だ。王様のことをナヌークと呼ぶんだ。」ある時、少年になったこどもは、ナヌークを見つけました。ナヌークは、「少年よ、お前のおじいさんが若者だった時、私たちは人間と同じ言葉をしゃべていた。この氷の世界で生きて行くために、この言葉は、無くてはならないものだ。」氷の世界で生きて行く人間とナヌークの間には、かつて大切な言葉があったのです。それは狩りの時、狩る者、狩られる者を優しく結びつける言葉でした。あらゆる命はその言葉でつながり、世界はやすらぎに満ちていました。「少年よ、私たちはアザラシを食べる。アザラシたちは魚を食べる。魚たちは海の中の小さな生き物を食べる。命は生まれ変わって行くのだ。私たちはみんな世界の一部だ。私がお前たちに食べられる時、私はお前たちの中で生きる。お前たちが食べられる時、お前たちも、食べた者たちの中で生きるのさ。」今日は皆さんと収穫感謝礼拝を捧げています。神様が与えてくださった命に感謝するものです。私たちの命だけでなく、一緒に生きるようにと与えてくださった命、野菜、果物、動物、人間の命、すべての命が神様から与えられた大切な命であると感謝する礼拝です。この世界に生まれた者には名前が与えられます。私たちのキリスト、イエス様にもイエスという名前があります。それはこの世界に生まれた証です。私たちと一緒に生きて、すべての命が生きるため、守られるためなのです。
