マタイ19:13~30 出エジプト記20:1~17
永遠の命を得るにはどんな善いことをすればよいのでしょうか。一人の男性が真摯にイエス様のもとに来て、質問をしました。永遠の命、それは私たち人間がこのまま永遠に生きるとか、肉体を持って永遠に生きるなどという意味ではありません。私たちの命は、神様と共にあって生きる者です。神様無くして、私たちに永遠などあり得ません。ではどのようにして、私たち人間は永遠の命を得られるのでしょうか。イエス様の答えは、神様の教えを守りなさい、ということです。しかし人間たちは神様の戒め、教えにすべて従うことが出来ないとして、皆脱落して行きました。そして一人の男性自身は、私はこれまでに神様の教えと戒めを皆守って来ました、と言いました。この男性は、本当に神様の教えに従って来たのでしょう。挫折せずに、神様に背かずに生きて来たのです。実に立派な人なのです。そこでイエス様は、私に従って来なさい、と男性におっしゃいました。ところが、男性はこのイエス様の教えには従うことが出来ません。イエス様は、お金持ちが神の国に入るのはなんと難しいことだ、とおっしゃっています。ではお金持ちは天の国に入れない、ということでしょうか。天の国に入るために、妨げとなることは事実でしょう。この地上で財産を持っていても、天の国に持って行くことは誰も出来ないのです。問題は財産があることが妨げとなってイエス様に従えない、ということです。最終的に人間たちが永遠の命を得るには、誰もが、神様が遣わされた神の子イエス・キリストを信じ、従うことなくして、永遠の命に入ることは出来ません。人間となって、人間を神様と仲直りさせ、神様と結び合わせてくださるのは、神の子イエス・キリスト以外に誰がいるでしょうか。そのイエス様を信じなくして、イエス様に受け入れ、従わなくして、どうして永遠の命があるでしょうか。誰にもできなくても、神様にできる。最後には、すべてを捨てて、神様を信じる以外ないのです。すべてを信じて、神様にすべてを委ねる以外にないのです。イエス様を信じて、神様を信じて、皆さんとご一緒に歩いて行きましょう。