マタイ 21:12~16 創世記28:10~22
エルサレム神殿を祈りの家としようとしたイエス様です。イエス様は、イザヤ書56章7節から、御言葉を引用しています。イザヤ書56章は、”異邦人の救い”という小タイトルもつけられています。これまで、神様の祝福からは除外されていた、異邦人や宦官、彼らは忌み嫌われていました。しかし 神様と契約を結び、契約を堅く守るならば、あなたがたを神の民の一員に加え、神様の祝福を与えると記されています。これまでは神殿に近づくことも許されず、神様に祈ることも信じることも許されなかった人々が、晴れて神様の民の一員となる事が認められたのです。そして神の家である神殿は、すべての民の祈りの家と呼ばれる、と断言しています。このように神様は、エルサレムの神殿を、あらゆる人々が神様を信じ、神様と契約し、神様の祝福を受けられる、すべての人の祈りの家となるべく導いていたのです。それでも祭司長たちは、イエス様のなさったことが不思議であり、理解できず、不満を持っています。こどもたちの歌声が、祭司長たちの怒りを買いました。でもイエス様は言いました。幼いこどもたち、赤ちゃんたちに、神様は神様を讃えて歌うことを用意してくださった、と。赤ちゃんに神様を讃えて歌えるでしょうか。しかし神様は赤ちゃんが、こどもたちが神様を讃えて歌うことを備えてくださったのです。歌う力がなくても、神様は赤ちゃんに、こどもたちに、小さな者たちに、神様を讃え歌う喜びを、祈りを、信仰を用意してくださっているのです。神様はすべての人々が神様とつながり、結び合うことを喜んでくださいます。小さな歌声を喜び、その祈りに応えてくださいます。私はあなたと必ず共にいるのです、と。