マタイ4:12-17 イザヤ8:23b-9:3
洗礼者ヨハネの逮捕は、イエス様をガリラヤに退かせました。それだけではないのです。故郷ナザレをも離れさせたのです。そしてイエス様は、ガリラヤ湖畔の北部、カファルナウムに移られ、そこに定住された、と聖書は記しています。また預言者イザヤは、異邦人の土地ガリラヤが神様の栄光を受ける、闇の中を歩む人々は大きな光が昇るのを見た、と預言していました。神様は、これまで光が昇らなかった地域に大いなる光が昇ったことを預言し、その実現を伝えています。ですから私たちは、神様がお遣わしになられる方と共に歩むべきなのです。イエス様は、天の国は近づいた、とおっしゃいました。天の国、神の国が近づく、神様の愛で人間世界が満たされる時代が来ようとしている、と訴えられたのです。イエス様が来られて2000年以上も人間の時は過ぎ去りましたが、今も神様の愛により、天の国が近づいているのです。世界が完全に神様の愛を受け入れるまでこれは続きます。なぜそんなに時間がかかるのか。もどかしいと思われることでしょう。一番もどかしいと思われているのは神様ではないでしょうか。私たちは自分たちの周りの人間たちでさえ、本当に心が通い合い、その心が通じ合うの何と時間が必要なことかを知っています。神様の愛を、御心をすべての人間たちが受け留め、心から喜んで受け入れるのにどれだけの時間が、忍耐が必要なことでしょうか。それとも、従わない者は皆逮捕、投獄し、それでも従わない者は命を奪う、そんなやり方を私たちは神様に願い求めるべきでしょうか。私たちは、神様が本当に憐れみ深い方であるかを感謝しています。何と忍耐強く、私たちを赦し、愛してくださるかを知っています。だから神様にこそ私たちの救いがあるのではないですか。天の国は近づいた。イエス様のこの御言葉を受けて、私たちはどうするでしょうか。逃げ出すでしょうか。拒否するでしょうか。いや、喜んで聞いて受け入れ、信じるべきです。これからも神様はどんどん私たちに近づいてくださるのです。私たちは喜んで神様を迎え入れる者となりましょう。