2024年6月2日朝礼拝『水と霊から生まれる』大賀幸一牧師

AI(人工知能)に人間は肉体が死んだら終わりなのか、と尋ねると意外な答えが返って来ました。聖書、イエス・キリストは、霊的な命を教えていて、肉体が死んでも、人間は霊的に生き続ける者だと信じられていると、紹介しています。ただしそのことを科学的に証明することは不可能であるとも言っています。私たちの主イエス様は、人間は新しく生まれることが出来ると教えています。人間は新しく生まれるべきだと。既に人間として生まれ、年を取ったとしても、人間は新しく生まれることが出来る、とイエス様は教えています。ではなぜ人間は新しく生まれなければならないのでしょうか。イエス様は水と霊によって生まれなければならないと教えています。水とは、洗礼の水のことです。イエス様もヨルダン川で洗礼を受けられました。水による洗礼は、洗礼者ヨハネが積極的に行っていた事柄です。それは人々の心を神様へと向けさえるものです。切れかかっているつながりを新しくし、もう一度人間たちの心を神様へと向けさせるためでした。新たに神様と人間が契約を結び、そのためにイエス様が仲立ちとなって、私たちを神様と結び合わせてくださっています。そして、人間は霊によって生まれるべきものです。聖書によりますと、元々人間は神様から霊を与えられて生きていました。神様の霊が、私たちのこの肉体に注がれ、神の霊と肉体とが私たちによって一つに合わせられ、命となっているのです。またイエス様は、かつてモーセの時代に、神の民たちが危機に陥った時、青銅製の蛇を作って掲げたこと、その蛇を見上げた者たちは、危機から救われ、生きる者となったことを取り上げました。私たちも、私たちの前に掲げられたイエス様を見上げる者たちは、危機から救い出され、命を得たのです。私たちも、自分たちの目の前にいつも掲げられているイエス・キリストを見上げるものとして生きて行きましょう。